■「ピッキング」とは、カギ穴に特殊な工具を差し込んで錠シリンダー部分を操作し、不正に解錠する手口のこと。技術があればわずか数秒で解錠できるため、2000年頃から急増し、中高層住宅を狙った空き巣の主要の手口となりましたが、近年では減少傾向にあります。【図1】
■ピッキングにかわるドアからの侵入手口として増加してきたのが「サムターン回し」です。サムターンとは、ドアを内側から施錠する際に回す「ツマミ」のこと。ドアスコープをはずしたり、ドア自体にドリルを使って穴を開けたりするなどして、ドアの外側から工具を差し込み、サムターンを回して解錠するのです。


■空き巣のドアからの侵入を防ぐためにはまず、ドア錠をピッキングに強いシリンダー錠に変えたり、サムターンを防犯サムターン(スイッチを押さないと解錠できないサムターンなど)に変えたりして、錠そのものを強化してください。
■ドアの上部に補助錠をつけるのも有効な対策のひとつです。ひとつのドアに錠がふたつ以上ついていると、空き巣が侵入に要する時間も二倍以上かかります。空き巣は侵入にかかる時間が長いと犯行を諦める傾向があります。その他、ドアを丈夫な材質や構造のものに変えたり、ドアとドア枠の隙間にガードプレートを取り付けるのも有効です。
